ベストフレンズ=ベストラバーズ
「やっぱ俺たち親友は、最高の恋人同士にもなれるってことだ。親友のままな」
「うん・・そうだね。でもさ、今だからこそ、そう言えるし、そうだなぁって分かるんだと思う。年月を経る間に経験しないと分からないこと、っていうのかな」
「そうだな。9年前とか15年前とかじゃなくて、俺たちにとって今がベストなタイミングだったんだ。あーマジでおまえに一押しして良かった」
「もぅ、空良ったら」

軽く小突いた私を、空良がキスでお返ししてきた。
・・まさか私たちが、こんな・・恋人みたいに――実際には恋人同士なんだけど――イチャラブする日が来るなんて。思ってもみなかった・・・ううん。

ホントはその日が来ればいいなって、私も思っていたのかもしれない。

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