超レ欲ス
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次の日――、学校は休みだったので、土日をはさんで月曜日。
「今度のは、情景描写がうまかったよね――」
昼休みにB組にて。
例によって心にもないウソ八百並べつつ、大義名分であるソレを褒めちぎる俺。
どんな褒め方だよ……。
自分で言ってて心底げんなりする。
「あの、ちょっと嶋村くん」
「――だからつまり、あのシラフってのはぁ……、え。なに?あれ。なんか変なこと言ったかな、俺」
俺が必死に『秘密ベタ褒めノート』の中身を頭の中で反芻しつつ、その通りに話していると、いつもならニコニコと聞いてくれているはず浅瀬ちゃんは、どこか心ここにあらずという表情で話しの腰を折った。