超レ欲ス
こうして不肖俺こと嶋村照巳は、彼女の「メールリハビリ」のお相手をさせていただくことになった。
それからの一週間。
毎日最低一通。
俺からまずメールを送り、そして彼女が返信する、そうして他愛のないやりとりをする。
というふうなことを繰り返していたのだ。
「本読み仲間」から「メル友」に昇格だ。
勉強になぞ身が入るわけがなかったのである。
とはいうものの、送られてきたメールは、
『テストの結果でたね』
思いっきりタイムリーなものだったわけだが。