超レ欲ス
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「うーん。とりあえず私が今日用意した分で、手助けできるのはこのあたりかなぁ」
うーんと言いながら、うーんと伸びをする浅瀬ちゃん。
「や、ありがとう。なんていうか、精神的に喝はいった。今日の浅瀬ちゃん、なんかキビキビしてて新鮮だ」
「え?あっ、あ~。こんなふうに誰かのために何かするのって久しぶりだったし、ちょっと、はりきっちゃったかな。ごめん。私、なんか偉そうなこと言ってた?」
「ううん。全然。なんていうか、……うん。いつもより自然な感じがした。あぁ、こんなふうに志田の世話とか焼いてたのかなぁ、なんて」
「なにそれ。私って、世話焼き?」
「姉御肌って感じかな」
「うわ、ひどっ!これでも、けっこう準備してきたんだよ?失礼のないようにと思って」
「うん。それよくわかった。わざわざどうもでした」
だからこそ姉御肌と感じたというか。
「まぁ、嶋村くんには、変なことに付き合わせちゃってるしね。恩返しだと思ってくれれば、私としてもありがたいです」
「どう?メールの方は。ちょっとは慣れてきた?」
「え?うぅん……そうだね。嶋村くんに送るのはそんなに抵抗なくなってきたけど、他の人にはまだちょっと……ダメかな……」
「そっか……。あ!そうそう。昨日さ、志田と会ってたんだけど、キミのこと話したら、よろしく言っといてくれだって」
志田の名を出すと、途端に浅瀬ちゃんは顔をくもらせた。