超レ欲ス

14


少年は叫んだ。

「ハァ!ざけんなよおまえ!それ絶対ねーって!」

もうひとり、少年が落ち着いた様子で返す。

「有りだよ。最初に確認してなかったキミのミスだね。正人」

さらにもうひとり、天然パーマの少年がすかさずさっと踏み込んでくる。

「これ、っと!こうでいいんだっけ?」

そして最後のひとりは、

「うおおっ!おまえら最悪!ふたりゼッタイおかしい!陰でなんかやってただろ!」

踏み込み差し出されたそれをなんとかしのぎ、因縁をつけた。



……小学生か俺らは。

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