超レ欲ス
自分の部屋へ行き、鞄を置いて着替えてからリビングへ行き首尾をおふくろに話した。
それからいくらか時間を潰して、頭抱えつつまた部屋へと戻る。
あの様子じゃ、本当にトイレ以外出てこない気だな。
まったく。
さて、どうしたもんか。
どうしたもんか、といえばもうひとつ。
もちろん浅瀬ちゃんに関することだ。
学校の帰り際、俺は一応、彼女にメールを出しておいた。
……だが、いっこうに返事は来ない。
もうかれこれ二時間ぐらいは経ってる。
単に気が付いていないだけとも考えられるが、今日一日、学校で一切彼女の顔を見られていなかったことが、なんだか俺に焦りをつのらせていた。
それからさらに一時間後の午後八時。
春巳はけっきょく晩メシを食わず、自室に閉じこもったまま出てこない。
浅瀬ちゃんからの返事もない。
ダブルハルミは俺の神経をどんどん疲弊させていくのだった。