超レ欲ス
そうだ。
謝るべきは俺ではない。
「そう言われても、俺はいきなり呼ばれてびっくりしてるんだよ。なんか前に送ってきたじゃん。もう連絡とらないとかなんとか」
「メールではね」
「はい?」
「メールのやりとりはやめるっていったら、連絡一切しなくなったのはなんでさ」
「え、いや。しただろ?夏休み。一回」
「あんなの連絡って言わない。現状の確認をしただけでしょ。なんなの?わざわざ電話番号送ったのに、それにもかけてこないで。メールはダメだっていったのにそっちに送るしさ」
……ナニ言ってんのこの子。
「おかしなこと言うな。連絡なんてとれないでしょ。メールアドレス以外、キミのことなんて俺、なんにも知らないんだから」
「学校で話すくらい出来たはずでしょ?避けてんだもん私のこと。なんでなの?」
「避ける?俺が?キミを?」
「そうだよ!」
バカ言うなよオイ。
「避けてたのはどっちだよ。あの縁切りメールもらうまでの一週間、ずっと俺のこと避けてたのは」
「だからそれはゴタゴタしてたって言ったじゃん。嶋村くんはナニ?理由もなくそのあと私、避けてたよね?」
「俺は……あのメールを俺と縁を切りたいって意味だと思ってたから――」