超レ欲ス
『俺は、キミのことが好き……なんだよな。それで、キミの態度には、……こう、見下されている感じがして、腹が立ってたんだ』
見下していたわけではなかった。
彼女は友人として気遣い、これ以上俺の負担にならないようにメールのやりとりをやめようといったし、男として勘定していなかったから、彼氏のことも平気で教えてくれた。
そして、俺がそれ以後避けるようになったことを怒ったのだった。
誤解はとけても、俺の心は解決しない。
彼氏がいるとわかっている人間に告白したのだ。
これからふられるのは目に見えているし、……いや、始めから「ふる」なんてことすら、彼女の頭の中にはなかったのだろう。
『ロクロベの最後は、主人公が死んで終わります。私は貴方に死んでほしくありません。だから、ありがとうと言います』
俺の告白に、このような答えが返ってきたのだった。
わけわからんし、それでナニが解決するのかも理解できなかった。