恋があと?結婚が先?
大地と病院のカフェでお茶を飲んだあと、再度、診察受付に戻った。
少し待ってたら、呼ばれた。
「ゆうり。検査、お疲れさま。気管支のレントゲン写真を見て。ここなんだけど、やはり炎症を起こしているので、薬を追加で処方しますが、抗生物質は注射になるので、今日から注射を初めて、明日と明後日の3日間は注射を打つので、病院に来てください。それじゃ、注射の準備をするので、ここのベッドに横になって」
「えぇー、いやだよ。注射はしたくないです。飲みぐすりではダメですか」
「ゆうり。あなたは注射が怖いのかしら?すぐ終わるわよ。それにね、この病院は抗生物質の使用が厳しくて、医者の管理状態の時にしか使えないのよ。飲み薬で処方するなら入院ね。それほど酷い状態でもないし、注射を1本打って、自宅で安静にしておくほうが良いと思うわ。それじゃ、ドクター河合、ゆうりが怖がっているから、ちょっと体を抑えてあげてちょうだい。」
「ゆうり?大丈夫だから。ちょっとだけ我慢してね」大地はオージェ先生に言われて、ゆうりを励ましつつ、抑えた。

臀筋に注射が打たれた。チクってして、ズキズキして、涙が浮かんできた。
「ゆうり?気分は悪くない?」
「大丈夫です。。涙」
「ごめんね。注射が痛かったのね。もう終わったから安心して。明日も治療が必要だから、来てね」
「ドクターオージェ、ありがとうございました」

大地とゆうりは自宅に帰ってきた。
「大地〜、明日も注射なんて嫌だよ。ねぇ、元気なのに。。。」
「ゆうり?オージェ先生は気管支とかの呼吸器の専門でゆうりの病気を見つけてくれたんだよ」
「そうだけど。。。注射やだぁ。。。痛かった。。。」
「明日も明後日も注射の時は一緒にいてあげるから、大丈夫。それより、ちょっと眠ったら?疲れたでしょ?」
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