恋があと?結婚が先?
「大地、相談があるの」
「ゆうり?うん、何?」
「校長から、勤務を増やさないかって。。。生徒や保護者からの要望もあって、英語の授業数を増やしたいって言われたの」
「ゆうりはどうしたい?」
「うん。。。やってみたいけど、大丈夫かな?」
「不安なの?」
「仕事は面白いし、英語をもっと勉強したい生徒の指導はやりたいけど。。。」
「だったら、やってみたら?ゆうりが家でやりたいこともせずにいるより、頑張ってみたらいいよ」
「大地にも迷惑かけちゃうかもしれないよ?」
「迷惑じゃないよ。家のことは一緒にすればいいし、家事が大変だったら外注しよう」
「そんな、外注って人に頼めるほど、私のお給料は高くないよ」
「ゆうりが一人で背負うことないでしょ?」

大地に背中をおされ、週3日の勤務をすることになった。
増えた1日は、授業が2コマと生徒の個別指導が2コマで、授業数が4コマ増えた。
課題を作ったり、採点も増えて、1日増えただけなのに、忙しさが急激にアップした。
保護者からの相談とか面談も高校3年生担当だから、多くって、毎日があっという間に過ぎていく。
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