恋があと?結婚が先?
いつのまにか眠ってしまったみたい。小声で大地さんと話をしていたはずなのに・・・
息苦しさもなくなってて、体も軽くなってる気がするなぁって思った。
大地さんも居なくって、ポタポタと落ちてる点滴を見てた。

カーテンが開かれて、大地さんと斎藤先生が入ってきた。
「ゆうりちゃん、起きてた?熱はかるね」って斎藤先生が体温計をはさんだ。
熱は37度8分まで下がってた。胸の音も確認されたけど、喘鳴も無くなってるって言われて、安心した。
点滴が終わるまで、もう少し、休んでるように言われて、斎藤先生は行ってしまった。

大地さんからは、私が寝ている間に、斎藤先生から、これまでの私の状態とか喘息のこととか体調や体質的なこととか色々と話をきいたらしい。「ゆうりちゃんが寝てる間に、勝手にゆうりちゃんの身体のこと色々と聞いたんだけど、ゆうりちゃんが心配するほど、状態も悪くないし、薬もよく効いてるし、大丈夫だよ。喘息も急激に悪くなって発作が来たように思ったけど、吸入と点滴ですっかりおさまってるしね。点滴終わって、家に帰ったら、安静にしているんだよ」

点滴も終わって、斎藤先生から「ゆうりちゃん、これからは河合先生に診てもらう?市民病院にも紹介状だせるよ?」って聞かれた。
ゆうり「引越ししたら、市民病院の方が近くなるんですけど、まだ、わからないです。行ったことないし。。。」
大地さん「斎藤先生の方がゆうりちゃんが安心なら、これからもお願いします。家族になったら冷静に診断できないって言われてるので」
斎藤先生「そうね。ただ、ちょっと遠くなるから、市民病院でもカルテを作っておいてもらったら?何かあったときに安心でしょ?」

今度、市民病院にも一度、受診して、結婚前の健康診断のつもりで一通りの検査を受けておいたらってことになった。
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