恋があと?結婚が先?
「ゆうりちゃん。着替えよう?汗かいてる」って大地の声で目が覚めた。
「大地さん、おかえりなさい。」
「ただいま。熱が少し下がったかな?点滴と注射と打たれたって?痛かっただろ?頑張ったね」
「うん。早く治さなきゃ。。。」

着替えて、大地が用意した夕食を少し食べて、薬を飲んで、またすぐ、ベッドに入った。
いつもなら、寝るのが嫌とか言ってソファーにいたりするのに。。。って思いながら大地はゆうりの様子を見ていた。


翌朝、熱がまだ38度あって下がってなかった。
「ゆうりちゃん、熱が高いから、今日も病院に行こう?和馬が熱が下がらないようなら、連れてきてって言ってたし」
「わかった」
いつもなら病院を嫌がるのに、どうしたんだろう?思わず「大丈夫?病院行くの?」って聞いてしまった。
「えっ。大地さんが行けって言ったのに、行かなくても良いの?」
「あ、いや、病院に一緒に行こう。俺も、ちょっと仕事抜けるようにするから」
「ううん。大地さんのお仕事の邪魔はしたくないから、1人で大丈夫」
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