恋があと?結婚が先?
一緒に病院に言って、受付をした後、内科の待合で座って待ってた。

大地は医局で和馬に状況を報告した。やっぱりゆうりの様子がいつもと違うこと、心配だって言って、午前中は病棟業務なのに、1時間ほど抜けさせてほしいって。。。
大地は担当する入院患者の回診のあと、内科外来に来た。まだ、ゆうりの順番が来ていない。和馬からはゆうりちゃんの順番が来たら電話するっていわれて、とりあえず、病棟に戻った。30分ほど病棟でカルテ入力していたら、和馬から連絡があって、外来へ行った。

和馬の診察室を覗くと、ちょうどゆうりを呼ぶところだった「藍原ゆうりさん2番にお入りください」
診察室に入って来たゆうりは、大地をみて「大地さん、来てくれたの?」
「そうだよ。大地がゆうりさんの順番がきたら呼べってうるさくって。。。さ、それより、ゆうりさん、どうかな?熱下がってないね。診察させてね」って村田先生が一通りの診察をした。
「熱は下がってないけど、顔色は昨日より良いね。病気の勢いが下がってきたかな?夜はよく眠れた?」
「はい。」
「食欲はある?」
「あんまり。。。」
「高熱だもんね。しょうがないね。今日も、点滴と注射打ちましょう。今日、がんばったら明日には良くなってくるからね。」
「はい」って村田先生に言われるまま、処置室につれていかれ、ベッドに横になった。

「今日は、注射からね。うつ伏せになれる?」って村田先生に言われて、大地が身体の向きを変えてくれて、ちょっと下着を下ろして、お尻を出した。
怖かったけど、ギュってガマンしていたら「ゆうりちゃん?力を抜いてごらん?ふーって息をはいて。。。」って大地に言われてすぐ、チクってきて、ズキンって痛みがきた「イタっ。。。」涙が出てきた。
「ようし、おしまい。ごめんね、痛かったね。」って村田先生は言ってくれた。下着を戻して、ベッドに仰向けになって、今度は右手に駆血帯が巻かれた。点滴の針が刺される。
「続けて、痛いことばかりして、ごめんね。ちょっとチクってするよ」って言われてチクってした。
点滴は1時間くらいかかるから寝てていいよって村田先生は行ってしまった。大地さんからは、今日のゆうりちゃんは素直だね。わがまま言ってもいいんだよって言われた。
点滴している間、ずっと大地が付き添ってくれた。
仕事はって聞いても、ちょっと抜けるって言ってるから大丈夫だし、何かあったら電話かかるから大丈夫って。。。

点滴がおわって、注射のおかげで少し熱も下がってきてた。タクシー乗り場で大地を分かれて、1人でタクシーでマンションに帰って、ベッドで休んだ。
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