恋があと？結婚が先？

大地は外来担当で、予約患者だけじゃなく飛び込み患者が多くって予定の時間を大幅に超えて、午前の外来を終えた。
遅いランチを食べながら、ゆうりに電話してみた。
「もしもし、ゆうり？体調はどう？熱上がってない？」
「大地、大丈夫だと思うよ。朝と変わった感じしないよ」
「本当？ちょっと熱測ってみてよ」
「わかった。。。」
少し話をしていると体温計がなって、ゆうりが「大地のいうとおりみたい。熱38度ちょうどだった。」私より大地の方が良くわかるねって
言ってる。
「ゆうり、水分とってる？お昼はなんか食べた？」
「水分は大丈夫だと思うよ。スポーツドリンクとお水を交互に飲んでる。お昼は、うどんを半分食べたよ」
「そうか、ちょっと眠りなさい。熱が上がってくるかもしれないから、ちゃんとベッドで休みなさい。」

大地は電話をきって、病棟に行った。担当患者の診察をして、処方を確認したり、検査のオーダーを入れたりして、ひと段落って思ったら、担当患者さんがお腹が痛いってことで呼ばれて、診察に行った。

やっと落ち着いて、医局に戻って、帰る用意をしていたら、和馬も医局に入ってきた。
「和馬、ゆうり、やっぱり熱が出てるかもしれない。昼って言っても2時過ぎだったけど、38度って言ってた。」
「そうか。。。解熱剤は家にある？ないなら処方して帰るか？」
「解熱剤はあると思う。確か、ロキソニンもあったし、座薬もあったはず」
「なら、今夜はそれで様子みて、明日、受診が必要なら連れてきてあげて」
「あぁ、そうする。」
「早く帰ってやれよ。おつかれ〜」
「ありがとう」