私を暴いてみせて





「じゃあ、帰ろうか」


「そうだね」


「あの、聖夜くんっ」




隣にやって来て、目を合わせる。




「あ、明日っ、お金返すからっ!」




俺は少し考えて、




「いらない。その代わり、いつかちゃんとお礼してもらうから」




その方がいい。
今日だってこんなハプニングが起きたけど、楽しかった。


また一緒な時間を過ごせればそれでいい。






< 63 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop