溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
両想いのその先へ
「環奈先輩~! また街角イケメンに関する問い合わせがきていますよ! すごいですね!! 今までで一番の大反響です!」
そろそろ梅雨が明けて、夏本番を迎えようとしている六月下旬。打ち合わせから戻ると、薫ちゃんが興奮しながら駆け寄ってきた。
「でも問い合わせしたくなっちゃう気持ちもわかりますよねー。佐々木先生、本当にイケメンですから」
佐々木君の記事が掲載されている最新号を眺めては、うっとりする薫ちゃんに笠井君はわざと機材が入っているバッグをぶつけた。
「おい、だらしない顔をしている暇があったら手伝え。そろそろ撮影に行かないといけない時間なの気づかないのか?」
「ちょっと笠井君!? その前に私に謝らなくちゃだよね!?」
「気持ち悪い顔をして突っ立っていたお前が悪い」
「なによそれ! 酷い!!」
相変わらずなふたりに、私をはじめ同僚はみんな声を上げて笑ってしまった。
そろそろ梅雨が明けて、夏本番を迎えようとしている六月下旬。打ち合わせから戻ると、薫ちゃんが興奮しながら駆け寄ってきた。
「でも問い合わせしたくなっちゃう気持ちもわかりますよねー。佐々木先生、本当にイケメンですから」
佐々木君の記事が掲載されている最新号を眺めては、うっとりする薫ちゃんに笠井君はわざと機材が入っているバッグをぶつけた。
「おい、だらしない顔をしている暇があったら手伝え。そろそろ撮影に行かないといけない時間なの気づかないのか?」
「ちょっと笠井君!? その前に私に謝らなくちゃだよね!?」
「気持ち悪い顔をして突っ立っていたお前が悪い」
「なによそれ! 酷い!!」
相変わらずなふたりに、私をはじめ同僚はみんな声を上げて笑ってしまった。