溺愛診察室~一途な外科医に甘く迫られています~
それに今も変わらず連載当初から、匿名で毎月街角季節に対する感想を寄せてくれる読者がいるからこそ、連載させてもらえている。
さっき、佐々木君が言ってくれたように『写真や言葉から、優しさが感じられて好きです』っていう嬉しい感想が。
送られてきたはがきは、すべて宝物として大切に保管している。そして何度も読み返しているんだけど……あれ、ちょっと待って。
「もしかして毎月感想を送ってくれているのって、佐々木君……?」
さっき掛けてくれた言葉は、何度もはがきに書かれていた言葉だった。だからもしかしてって思ったんだけど……。
ドキドキしながら佐々木君を見つめると、彼は苦笑いした。
「ごめん、どうしても伝えたくて……」
――佐々木君、だったんだ。いつも私に元気とやる気を与えてくれていたのは。
「今月号の梅の花の写真もよかった。アップで花弁が鮮明に写っていて綺麗だっだよ」
どこか照れくさそうに伝えられた感想に、目頭が熱くなる。
夢にも思わなかった。この十年間、佐々木君が私のことを気に掛けていてくれたなんて。
さっき、佐々木君が言ってくれたように『写真や言葉から、優しさが感じられて好きです』っていう嬉しい感想が。
送られてきたはがきは、すべて宝物として大切に保管している。そして何度も読み返しているんだけど……あれ、ちょっと待って。
「もしかして毎月感想を送ってくれているのって、佐々木君……?」
さっき掛けてくれた言葉は、何度もはがきに書かれていた言葉だった。だからもしかしてって思ったんだけど……。
ドキドキしながら佐々木君を見つめると、彼は苦笑いした。
「ごめん、どうしても伝えたくて……」
――佐々木君、だったんだ。いつも私に元気とやる気を与えてくれていたのは。
「今月号の梅の花の写真もよかった。アップで花弁が鮮明に写っていて綺麗だっだよ」
どこか照れくさそうに伝えられた感想に、目頭が熱くなる。
夢にも思わなかった。この十年間、佐々木君が私のことを気に掛けていてくれたなんて。