明日も、きみに逢いたい。
「だって!なんで!ここに!」
アタフタする私に先生は笑う。
「はは…!王子がこんなとこで寝てたら驚くよな」
くっ…笑顔なんてあんまり見れない…かっこ…
じゃなくて!!!
「俺だって驚いたんだ!!」
王子は、キッと私を睨む。サッと目をそらす私。
「どうして…王子さんがここに…?」
「王子さんって…どういう呼び名。俺は王子でも何でもねぇし、嬉しくねぇし。」
またしても私をキッと睨むので、サッと目をそらした。
「ここで喧嘩しないでくれよぉ。類、迎えが来てるんじゃないのか?早く帰れ。」
「言われなくても帰るよ。」
チラッと私をみて王子は去っていった。