明日も、きみに逢いたい。


「おぉぉひ、、、????」


私の目の前にいて…誰も部屋に入ってこないことを確認してるのは、、


さっきの王子!!!!


「…あっ!!うわ!!」


王子も思わずの行動だったのか、この状況を把握した途端に私からものすごく離れた。



「…お前が騒ぐからだぞ。本当にうるさい奴だ…」



「いや…誰だって驚きますよ!!どうしてあなたがここに!!」


もう今日はなにがどうなってるのか…


「お前が入ってきたんだろ。ここは俺の憩いの場所だ。さっきの部屋も、この部屋も!それより…あんた…」


「あ、そうなんだ…って、え、な、なんですか…」


急にニヤニヤし始める王子に焦る私。


何を言い出すんだ今度は…


「弘人兄ちゃんの事意識してる?」



ニタァァァ…とまるで悪魔の様な笑みを浮かべる王子は、きっとみんなが知ってるキラキラの王子ではない。



…悪魔だ、この人…






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