明日も、きみに逢いたい。
毒舌だし、人の心を勝手に読むし、言葉遣い荒いし…
「うちの学園の人達もみんな好きだからさ…そんなにカッコイイのかなって思ってたんだけどさ…」
「うん!それで!?」
桜はキラキラした目で私を見る。
「…やっぱり本当に良さが分からない。まじでそうでもない。」
バッサリと言う私に、目を見開いて大きかった桜の目はいつの間にか半分ほどになっていた。
「お姉ちゃん冷たい。冷血人間。そして見る目ない。知り合いでもないのに上から目線だし。無理。」
私よりもバッサリ言い放った桜は、自分の部屋へと戻っていった。
「妹よ…冷血なのはどっちだろうか…」
「冷めちゃうから早く食べちゃないなさい。」
間髪入れずに母の一言。
私はテレビに映っていた王子をキッと睨んで無心でご飯を食べた。