明日も、きみに逢いたい。
「最悪…」
…!
しまった。心の声が思わず声に出てしまったぁ!
「はぁ!?なんだよ最悪って!こっちのセリフだ!!」
「わぁー!ご、ごめんなさい!!!」
思った以上に怒る王子に慌てて謝る。
「お前…最悪とか言いつつ、俺に会いたいからここに来たんじゃねぇの?」
「違います。」
バッサリと言い切る私に、不満げな王子。
「お前の方がよっぽど最悪だよ。」
そう言って私を睨みつけた王子は、部屋の奥にあるソファに座った。
「で、なんの用事があってここに来たんだ?」