明日も、きみに逢いたい。
「そんなにいいもんかね。」
私はよくわからないな…
確かにイケメンだし頭もいいし、お金持ちだけど……。
まぁ女子が求める条件的には完璧に近いよね。
そんな事を考えてると授業を知らせるチャイムが鳴った。
来た来た。
私にはこの時間がなによりの楽しみ。
「おーーし、始めるぞぉ」
彼はクラス名簿をもって、いつも少しだるそうに歩いてくる。
「じゃあ、日直。遠山。挨拶お願い」
私の目を見て優しそうに微笑む。
「…はい」
そんな彼にドキドキが止まらない。