明日も、きみに逢いたい。
「えっ、なんで!?」
それは、前に手帳を拾ってくれた人が私にくれたキーホルダー…
私にとっては先生から貰ったものと同然の価値があるもの。
「こんなのいつまでも持っておくから、気持ちが消えないんだろ。消えるまで俺が預かっててやるよ。」
「そんなことする権利があんたにあるの?」
怒りが募っていくのが分かる。
「どうだろうな。」
それでも、しれっとした態度を変えることはない王子。
なんなのよ、こいつ…!
「ここにあなたがいる事、学校中にバラまくからっ!」