明日も、きみに逢いたい。

「何言ってんの花。あんなカッコいい人一回見たら忘れられないし、ほっとく訳ないじゃない」

「それもそうだよね…」

「そうだよ〜〜」


どうしてこんなに引っかかるんだろう。

そんな事を考えていた時だった。



″キャーーーーー!!!!!″

恒例のごとく、女子の悲鳴が聞こえる。

出た出た…あいつのお出ましね。


「花っ!王子様が来たみたい!見に行こう!」

「え!?いいよ!興味ない!」

「またそんな事言って〜!近くでみたら花も好きになるかもよっ」


真奈美は私の手を引っ張って、人だかりができてる方へ向かう。


近くで見るのが嫌なんだってぇぇ〜〜…!




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