明日も、きみに逢いたい。
王子の周りには、ご令嬢と言われるお金持ちの″上級女子″たちが囲む。
そして、その周りを″一般生徒″が囲むのだ。
彼を見るだけでも中々至難の技…
真奈美もその上級女子なのに…私と一緒にいるお陰であの中にはなかなか入りづらいみたい。
「類様、今日は海外から高級ハーブティーを取り寄せたんです。一緒にいかがですか?」
「僕ハーブティー苦手なんだ。」
「では類様、三つ星レストランをご予約してるんです。きっと類様も気に入って頂けるかと…」
「僕、あんまり外では食べないようにしてるんだ。」
「「そうですかぁ…」」
王子は何を言われてもバッサリ。
カッコいいけど冷血王子で有名だ。
それでもみんな彼が好き。
どうしてよ?
だいたい、″僕″にあの口調って…なんか態度違い過ぎない??