明日も、きみに逢いたい。


「それで、王子と知り合いだったの?なんで黙ってたのよ〜」


「真奈美!ちょっと来て!」


私は中庭に真奈美を連れ出した。



「それがさ…」


「花?」

真奈美にこの事を話すってことは…先生との約束を破るってことになる。

でも、怒らずに私を信じてくれてる真奈美には…もう嘘はつきたくない。


「俺のせいなんだよ」


「夏目…先生?なんで先生のせいなの?」



「先生…」


先生はすごく申し訳なさそうな顔をしていた。


「ここいい?」

「いいけど…どうしたの?」

真奈美はと言うと…状況がわからず不思議そうな顔をしている。


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