明日も、きみに逢いたい。
「ごめん、遠山。俺のせいだな。」
先生が謝る。
「謝らないで下さい!私は先生のせいだなんて思ってないですから」
「私に分かるように説明してよー!」
パタパタと先生の肩を叩く真奈美。
「俺と類は従兄弟なんだよ。それを遠山が知ってしまって、黙っててくれないかって俺が頼んだんだ。」
「そうだったの!?なんで黙ってなきゃいけないの〜??別に良いじゃない」
あっけらかんという真奈美。
「まぁ立場上、色々あるんだ。」
「そぉなんだ。難しいのね。私も言わないから、心配しないで先生♩」
「藤城は意外と話が分かるんだな!」
「意外とってなに〜?でも…それでどうして王子が花を生徒会に誘ったりするの??」
先生の方を向いていた真奈美は、今度は私をジッと見つめた。