明日も、きみに逢いたい。

方法を探して



その日は1日中、クラス中…いや学年中の女子から質問攻めにあい…疲労マックス。


「あぁ…疲れたもうイヤ…」


「花。」

自分の席でうつ伏せになっていると、誰かが私の肩をポンポンと叩いた。


「ん…?」

パッと顔を上げると、クラスメイトのルミが私を見ていた。


「なに?ルミ」


「先輩…が呼んでるよ。今日の事じゃない?」

ルミがそっと教室の入り口に手を伸ばす。


ゲッ…

そこには二、三人の先輩がいて、私を待っていた。


「大丈夫?一人で」

ルミが心配そうに私に言った。


「うん、大丈夫。ありがとう。」


別にやましい事はしてないし、私だって状況理解してないのにさ…


内心ビクビクしてたし、先生に助けを求めたかったけど。


私は先輩達について行き、定番とも言える校舎裏にまで連れて行かれた。


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