黒馬の族長様 ─knight and night─
「もー夏世遅いー!!」
「ごめーん!! 遅くなった!」
校門で待っていたのは女の子三人。夏世の中学からの知り合い。あんまり喋ったこと無いタイプだ……。
ちょっと派手でスカートが短い。まぁ私もなんだけど。
「そのシュシュかわいー! どこで買ったの!?」
「わかる!? これ駅前のロビィンスで買ったの!」
内心とは関係なくぺらぺらとよく回る私の口。暫く皆で盛り上がりLINEを交換したところで道の向こうからバイクの音がした。
「んお、バイクー?」
「そうそう、なんと今日の合コン相手は~」
「あの【緋壇】のメンバー!! 上手くしたら幹部たちにまで近づけちゃうかもっ!!」
キャーって騒いでる皆を他所に私は考えていた。【緋壇】って確かこの辺りで有名な暴走族だよなぁ、と。
だんだん音は近付いてきて六人の人影が目の前に降りてきた。
「どーも。今日は宜しくな~!」
今までいろんなこと遊んでそうな人だなー。
あれよあれよという間に私達は一人ずつバイクの背に乗せてもらって会場となる店の中に入った。
「ごめーん!! 遅くなった!」
校門で待っていたのは女の子三人。夏世の中学からの知り合い。あんまり喋ったこと無いタイプだ……。
ちょっと派手でスカートが短い。まぁ私もなんだけど。
「そのシュシュかわいー! どこで買ったの!?」
「わかる!? これ駅前のロビィンスで買ったの!」
内心とは関係なくぺらぺらとよく回る私の口。暫く皆で盛り上がりLINEを交換したところで道の向こうからバイクの音がした。
「んお、バイクー?」
「そうそう、なんと今日の合コン相手は~」
「あの【緋壇】のメンバー!! 上手くしたら幹部たちにまで近づけちゃうかもっ!!」
キャーって騒いでる皆を他所に私は考えていた。【緋壇】って確かこの辺りで有名な暴走族だよなぁ、と。
だんだん音は近付いてきて六人の人影が目の前に降りてきた。
「どーも。今日は宜しくな~!」
今までいろんなこと遊んでそうな人だなー。
あれよあれよという間に私達は一人ずつバイクの背に乗せてもらって会場となる店の中に入った。