君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「……っと、愛莉ちゃん?」
家を出ようとドアを開けると、浩ちゃんとよく似た顔の人がそこには立っていた。
「恭一(きょういち)くん!」
立っていたのは、浩ちゃんのお兄さんの恭一くん。
久しぶりに見た顔に自然と笑顔になる。
「……兄貴」
「浩一……久しぶりだな」
「あぁ、愛莉のこと送ってくるから」
恭一くんに目を合わせることなく、浩ちゃんはあたしの手を握って恭一くんの横を通り過ぎる。
「じゃ、じゃあ!」
あたしも慌ててぺこりと頭を下げて、浩ちゃんと歩く。
「よかったの?あんな態度で」
「いい」
浩ちゃんと恭一くんは、あまり関係はよくない。
「浩ちゃんも恭一くんと仲良くいたいんじゃないの?」
「兄貴のことなんてもう話すなよ。分かってんだろ?」
家を出ようとドアを開けると、浩ちゃんとよく似た顔の人がそこには立っていた。
「恭一(きょういち)くん!」
立っていたのは、浩ちゃんのお兄さんの恭一くん。
久しぶりに見た顔に自然と笑顔になる。
「……兄貴」
「浩一……久しぶりだな」
「あぁ、愛莉のこと送ってくるから」
恭一くんに目を合わせることなく、浩ちゃんはあたしの手を握って恭一くんの横を通り過ぎる。
「じゃ、じゃあ!」
あたしも慌ててぺこりと頭を下げて、浩ちゃんと歩く。
「よかったの?あんな態度で」
「いい」
浩ちゃんと恭一くんは、あまり関係はよくない。
「浩ちゃんも恭一くんと仲良くいたいんじゃないの?」
「兄貴のことなんてもう話すなよ。分かってんだろ?」