君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
でも、ここ最近は浩ちゃんの仕事が増えてきて、帰る時間がバラバラで。
本当は起きていたいのに、なかなか起きていられなくて。
次の日に起きて、ちゃんと作っおいたご飯を食べていることに嬉しくおもって、寝ている浩ちゃんの唇にキスをするのが日課だ。

一緒に暮らしているのに、直接の会話がないままの日々。
起きたらこうして、隣にいるのに。
隣にいるようてすごく遠い。

でも、浩ちゃんの夢が少しずつかなっていってるのは事実だから。
寂しいけど、応援したかった。



「地元、行こうかな」



元々友達を作るのが苦手だから、東京で友達なんかできるわけもなく。
バイト先のカフェと浩ちゃん以外人と話すことがまずない。
最近は浩ちゃんとはすれ違いだし、なんだかやっぱり寂しく感じてしまう。

地元には、浩ちゃんのおかげでできた友達がいるから。

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