君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「突然すみません。事情があって引っ越すことになったので、やめさせてください」
勤めていたカフェも辞めた。
ここのカフェは浩ちゃんがきてしまうから。
だから、少しだけ離れた場所に引っ越して。
カフェもその近くにかえた。
「カフェプランナーとコーヒープロフェッショナルを持っているのねー。その資格、生かしましょ」
新しいカフェの面接で店長がにっこりと微笑んだ。
「はい!」
東京に来て5年間。
ひとつのカフェで働き続けて、資格もとった。
カフェで働くには申し分のない資格だ。
本当はいつか、カフェを自分で開く夢がある。
本当は、浩ちゃんと「朗読劇とかやって若手いくせいするのもいいよね」なんてふたりで語ってたこともあった。
ひとりじゃできないんだよ、そんなの。
でも、これからあたしは1人で夢に向かって走るの。
後ろは振り向かない。
浩ちゃんと離れて1人でやっていくことに不思議と不安はなかった。
あたしの新たな生活がはじまった。
勤めていたカフェも辞めた。
ここのカフェは浩ちゃんがきてしまうから。
だから、少しだけ離れた場所に引っ越して。
カフェもその近くにかえた。
「カフェプランナーとコーヒープロフェッショナルを持っているのねー。その資格、生かしましょ」
新しいカフェの面接で店長がにっこりと微笑んだ。
「はい!」
東京に来て5年間。
ひとつのカフェで働き続けて、資格もとった。
カフェで働くには申し分のない資格だ。
本当はいつか、カフェを自分で開く夢がある。
本当は、浩ちゃんと「朗読劇とかやって若手いくせいするのもいいよね」なんてふたりで語ってたこともあった。
ひとりじゃできないんだよ、そんなの。
でも、これからあたしは1人で夢に向かって走るの。
後ろは振り向かない。
浩ちゃんと離れて1人でやっていくことに不思議と不安はなかった。
あたしの新たな生活がはじまった。