君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
そうだ、俺が愛莉に伝えられる方法はひとつだけ。
せっかくもらったチャンスを逃さない。
こんなことをしても愛莉は戻ってなんて来ないかもしれない。
でも、俺がこのままテレビに出なくなるなんて、もってのほかだ。
夢を叶えた俺をちゃんと見てもらう。
愛莉にも咲良(さきら)にも。
俺が俳優を目指すきっかけになった、咲良。
俺と幼なじみで、ひとつうえで。
俳優は本当は咲良の夢だった。
でも、咲良は幼い頃から心臓病で。
小五のときに天国に行ってしまった。
その日から、咲良の夢は俺の夢になった。
誰よりも大事だった存在の咲良の夢を俺が叶えたかった。
「忘れるとこだったぜ。ごめんな、咲良」
こんな所で立ち止まってちゃいけない。
もう愛莉には会えないかもしれない。
でも、俺の姿はテレビを通して見せることができるんだ。
きっといつか……。
もし会えたら問いただしてやる。
なぜ、いなくなったのか。
そして、見つけたらもう離さない。
せっかくもらったチャンスを逃さない。
こんなことをしても愛莉は戻ってなんて来ないかもしれない。
でも、俺がこのままテレビに出なくなるなんて、もってのほかだ。
夢を叶えた俺をちゃんと見てもらう。
愛莉にも咲良(さきら)にも。
俺が俳優を目指すきっかけになった、咲良。
俺と幼なじみで、ひとつうえで。
俳優は本当は咲良の夢だった。
でも、咲良は幼い頃から心臓病で。
小五のときに天国に行ってしまった。
その日から、咲良の夢は俺の夢になった。
誰よりも大事だった存在の咲良の夢を俺が叶えたかった。
「忘れるとこだったぜ。ごめんな、咲良」
こんな所で立ち止まってちゃいけない。
もう愛莉には会えないかもしれない。
でも、俺の姿はテレビを通して見せることができるんだ。
きっといつか……。
もし会えたら問いただしてやる。
なぜ、いなくなったのか。
そして、見つけたらもう離さない。