君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「浩一ったらー」
自販機で飲み物を買って、病室の前にたどり着いたときに聞こえてきた声。
明らかに女の人の声だった。
「あー、愛莉ちゃん!」
誰だろうと思いながら、ドアを開けたあたしは目に入って来た光景に目を疑った。
「京香……ちゃん?」
あんなに嫌っていた京香ちゃんを浩ちゃんが笑顔で見つめる姿には、戸惑いを隠せなかった。
あたしとのことを邪魔された記憶がない浩ちゃんには嫌う要素もないから当然のことなのかもしれないけど。
「君と付き合ってたのはやっぱり嘘だよ」
「……え?」
突然の浩ちゃんから告げられた言葉に、持っていた飲み物をおとしそうになるけど、力を入れて耐える。
「俺、京香のことが好きなんだよね」
「浩一、お前何いってんだよ」
自販機で飲み物を買って、病室の前にたどり着いたときに聞こえてきた声。
明らかに女の人の声だった。
「あー、愛莉ちゃん!」
誰だろうと思いながら、ドアを開けたあたしは目に入って来た光景に目を疑った。
「京香……ちゃん?」
あんなに嫌っていた京香ちゃんを浩ちゃんが笑顔で見つめる姿には、戸惑いを隠せなかった。
あたしとのことを邪魔された記憶がない浩ちゃんには嫌う要素もないから当然のことなのかもしれないけど。
「君と付き合ってたのはやっぱり嘘だよ」
「……え?」
突然の浩ちゃんから告げられた言葉に、持っていた飲み物をおとしそうになるけど、力を入れて耐える。
「俺、京香のことが好きなんだよね」
「浩一、お前何いってんだよ」