君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
負けたくなんてない。
だって、たしかにあたし達は通じあってた。
いま、事故のせいで記憶が曖昧で。
いろんな記憶が入り交じってしまってるだけだ。
「愛莉ちゃんが浩一から離れてからさ、しょっちゅう電話きてたんだよ」
「え?」
「愛莉のこと諦めたくねぇっていつも言ってた」
「そっか……」
あたしのことをずっと諦めないでいてくれた。
ずっと思ってくれていた浩ちゃん。
「演技で伝えるんだってよく言ってた」
「演技で?」
「うん、だからあれから浩一が芸能界で頑張ってこれたのは愛莉ちゃんのおかげなんだよ」
「あたしの……」
離れてからもテレビでみる機会がすごく多くて、頑張ってるんだなっていつも思ってた。
離れたはずなのにいつもテレビで見かけるから、忘れることなんてできるはずもなくて。
だって、たしかにあたし達は通じあってた。
いま、事故のせいで記憶が曖昧で。
いろんな記憶が入り交じってしまってるだけだ。
「愛莉ちゃんが浩一から離れてからさ、しょっちゅう電話きてたんだよ」
「え?」
「愛莉のこと諦めたくねぇっていつも言ってた」
「そっか……」
あたしのことをずっと諦めないでいてくれた。
ずっと思ってくれていた浩ちゃん。
「演技で伝えるんだってよく言ってた」
「演技で?」
「うん、だからあれから浩一が芸能界で頑張ってこれたのは愛莉ちゃんのおかげなんだよ」
「あたしの……」
離れてからもテレビでみる機会がすごく多くて、頑張ってるんだなっていつも思ってた。
離れたはずなのにいつもテレビで見かけるから、忘れることなんてできるはずもなくて。