君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
✱思い出のお菓子
「すいません、しばらくは……はい」
東京に帰ってきて1週間。
バイトが休みだったので浩ちゃんの病室にやってきた。
ドアを開けようとしたところ、聞こえてきた声に手を止める。
「浩ちゃん」
電話で話していたらしい、浩ちゃんがスマホを置いたのをドアの隙間から確認してあたしはドアを開ける。
「来たんだ」
あたしに対して、この前のように冷たくせっすることはない。
でも、前のように暖かくもない。
それでも、忘れてしまっているんだから仕方ないと自分に言い聞かせる。
「白崎さん!しばらくお休みするって聞いて……おお、愛ちゃん」
ガラッとドアがあいて大ちゃんが入ってくる。
「おう、大輔。まぁ、まだリハビリ始まったばかりだからな」
「残念っす……せっかくまた白崎さんとドラマ一緒にできるって思ってたのに」
大ちゃんの眉が下がる。
東京に帰ってきて1週間。
バイトが休みだったので浩ちゃんの病室にやってきた。
ドアを開けようとしたところ、聞こえてきた声に手を止める。
「浩ちゃん」
電話で話していたらしい、浩ちゃんがスマホを置いたのをドアの隙間から確認してあたしはドアを開ける。
「来たんだ」
あたしに対して、この前のように冷たくせっすることはない。
でも、前のように暖かくもない。
それでも、忘れてしまっているんだから仕方ないと自分に言い聞かせる。
「白崎さん!しばらくお休みするって聞いて……おお、愛ちゃん」
ガラッとドアがあいて大ちゃんが入ってくる。
「おう、大輔。まぁ、まだリハビリ始まったばかりだからな」
「残念っす……せっかくまた白崎さんとドラマ一緒にできるって思ってたのに」
大ちゃんの眉が下がる。