君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「おかしいなぁ。俺、愛ちゃんと白崎さんの前以外でだしてないはずなんだけど、どこで知った記憶にすり変わってんの?」
浩ちゃんの反論にも構わず、大ちゃんは澄ました顔で続ける。
「……っ、そんなのわかんねーよ。気づいたら知ってたんだ。記憶にねーものはねー」
「ふーん。記憶、ねぇ……。俺なら記憶があってもなくても絶対に愛ちゃんが好きだけどね」
「そんなん、お前と俺は違うだろ。俺に押し付けんな」
大ちゃんから顔を逸らして、窓を見つめる浩ちゃん。
「そっか。じゃあ愛ちゃんさ、こんな薄情な男忘れて俺んとこ戻って来ちゃいなよ」
「……え?」
突然、大ちゃんがあたしの腕を掴むからビックリして、それ以上の言葉がでなくなる。
「よかったな。いけよ、大輔んとこ」
「……っ」
あっさりと譲られる状況に胸が苦しくなる。
浩ちゃんの反論にも構わず、大ちゃんは澄ました顔で続ける。
「……っ、そんなのわかんねーよ。気づいたら知ってたんだ。記憶にねーものはねー」
「ふーん。記憶、ねぇ……。俺なら記憶があってもなくても絶対に愛ちゃんが好きだけどね」
「そんなん、お前と俺は違うだろ。俺に押し付けんな」
大ちゃんから顔を逸らして、窓を見つめる浩ちゃん。
「そっか。じゃあ愛ちゃんさ、こんな薄情な男忘れて俺んとこ戻って来ちゃいなよ」
「……え?」
突然、大ちゃんがあたしの腕を掴むからビックリして、それ以上の言葉がでなくなる。
「よかったな。いけよ、大輔んとこ」
「……っ」
あっさりと譲られる状況に胸が苦しくなる。