君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「そーだよ。ドラマのことですら気にしてたら俺の演技の意味全然ないだろ」



でも、それよりも歩けなくなるかもなんてしったら、もっと気にするだろ。
だから、そんな顔はさせたくなかった。



「それでも、浩ちゃんに忘れられたことのほうがショック!」



ベッドの上でふたりで並んで座っていた。
俺の胸を愛莉が「ばか、ばか」って言いながら叩く。



「好きだよ、愛莉」



その姿がたまらなく愛おしくて、チュッと軽く口付けをする。



「浩ちゃ……ん、好き」



愛莉からの好きに、胸のなかがふわーっと暖かくなる感覚がする。



「もう離さないから、愛莉も俺から離れないでね」


「離れるわけないよ。こんなに好きなのは浩ちゃんだけだもん」


「はぁー、なんでそんなかわいいの」

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