君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「元気ないなら困っちゃうけど、そんなことないならいいけどさ」


「困っちゃうって?」


「だって、イチャイチャできないじゃん。愛ちゃんの体が大事なんだから」


「もうっ」



あたしの体を心配しながらも、ちゃんと今日も繋がることを考えてて、笑っちゃう。



「だって、愛ちゃんとはずっとイチャイチャしてたいもん」


「ふふ、仲良くしていたいよね」


「うん。年取ったって、いつまでもだよ」



ぽんっとあたしの頭に触れる手が、愛おしい。

あたしだって、おばあちゃんになっても、癒されるこの人と一緒にいたい。
ずっとずっと一緒にいるつもりでいる。

もう、惑わされない。



「好きだよ、愛ちゃん」



ゆらりと大ちゃんの顔が近づいてきて、目を閉じると重なる唇。

たとえ、その瞬間、違う唇を思い出したとしても。
あたしはずっと、大ちゃんといる。

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