君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「白崎さん、俺のデビュー作で一緒だったんだ。ほら」



大ちゃんがスマホを操作して、画面をあたしに見せる。



「大ちゃんって、これがデビュー作だったんだね」


「うん!これにでて、注目してもらえたんだ。で、その時に色々教えてくれたのが白崎さん。俺の憧れ」



憧れだといって、白崎のことを語る大ちゃんの目はとてもキラキラしていて。
本当に憧れているというかとが伝わってくる。



「憧れって言っても、この人もこれがメインキャラクターはじめてだったでしょ?」



「……え?」



あたしの言葉にびっくりしたようにあたしを見る大ちゃん。



「え?あたし変なこと言ったかな?」


「すごいね、愛ちゃん!白崎さんがこのドラマの前は脇役しかなかったなんて、よく覚えてるね!3年も前なのに!」

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