君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「……愛莉のことも愛莉の家族のことも俺は大事だから」
少し、照れたような顔をした浩ちゃん。
「愛莉、本当にいい人に巡りあえたわね」
「……うん」
あの頃、家族の中で孤立していたあたしを救ってくれたのは浩ちゃんで。
そして、いま仲を取り持ってくれてるのも浩ちゃん。
あたしのことを家族も含めて大事だと言ってくれる存在。
そんな人、どこを探したっていない。
「お姉ちゃん!!」
お母さんに背中を押されて、家の中に入ったあたしをすぐ下の妹が走って出迎えてくれる。
「杏莉(あんり)げんきだった?」
「うん!お姉ちゃんも?」
「うん、元気だったよ」
妹の杏莉とは、たった一つ違い。
でも、明らかにあたしよりも可愛がられていると感じていたからずっと羨ましかった。
少し、照れたような顔をした浩ちゃん。
「愛莉、本当にいい人に巡りあえたわね」
「……うん」
あの頃、家族の中で孤立していたあたしを救ってくれたのは浩ちゃんで。
そして、いま仲を取り持ってくれてるのも浩ちゃん。
あたしのことを家族も含めて大事だと言ってくれる存在。
そんな人、どこを探したっていない。
「お姉ちゃん!!」
お母さんに背中を押されて、家の中に入ったあたしをすぐ下の妹が走って出迎えてくれる。
「杏莉(あんり)げんきだった?」
「うん!お姉ちゃんも?」
「うん、元気だったよ」
妹の杏莉とは、たった一つ違い。
でも、明らかにあたしよりも可愛がられていると感じていたからずっと羨ましかった。