君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
「懐かしい、愛莉の部屋」
ドアを開けた瞬間、見えてきた光景に目を細める。
1度は、荷物置きにしたと言っていた部屋。
すっかりと元に戻ってる。
あたしが暮らしていたときのまんま。
「お母さん、これ再現してくれたんだ……」
あの頃のあたしの部屋のまんまでなんだか嬉しくなってしまう。
「良かったな。愛莉」
ぽんっとあたしの頭に手を載せる。
「浩ちゃんの、おかげ」
「違うよ。お互いちゃんと相手を見れてなかっただけ。ただのすれ違いなんだよ。今日歩見よった結果だよ」
「でも、それも浩ちゃんが行こうって言ってくれてなかったから来れなかったよ。浩ちゃんに再会してなかったらあてしはいまここにいないんだもん」
知らなかった。
あたしの会えないあいだも浩ちゃんがあたしの家族を気にしてくれていたなんて。
改めておもう。
この人と一緒でよかったと。
ドアを開けた瞬間、見えてきた光景に目を細める。
1度は、荷物置きにしたと言っていた部屋。
すっかりと元に戻ってる。
あたしが暮らしていたときのまんま。
「お母さん、これ再現してくれたんだ……」
あの頃のあたしの部屋のまんまでなんだか嬉しくなってしまう。
「良かったな。愛莉」
ぽんっとあたしの頭に手を載せる。
「浩ちゃんの、おかげ」
「違うよ。お互いちゃんと相手を見れてなかっただけ。ただのすれ違いなんだよ。今日歩見よった結果だよ」
「でも、それも浩ちゃんが行こうって言ってくれてなかったから来れなかったよ。浩ちゃんに再会してなかったらあてしはいまここにいないんだもん」
知らなかった。
あたしの会えないあいだも浩ちゃんがあたしの家族を気にしてくれていたなんて。
改めておもう。
この人と一緒でよかったと。