君が好きと言ってくれるなら、なんだっていい
✱やっと繋がったのに
「愛莉、送っていくよ」
浩ちゃんの家から帰ろうと、靴を履いていると浩ちゃんがリビングからバタバタと走ってきた。
「せっかく家族水入らずになるんだから。たくさん話とかしたほうがいいよ」
「……たく。1人で帰らせてなんかあった方が怒れるっての」
はぁっとため息をついて、浩ちゃんと靴を履く。
「あたしたちはいくらでも時間あるんだから。気にしないで送ってもらいなさい!」
笑顔で浩ちゃんの背中を叩くのは浩ちゃんのお母さん。
「すみません。少し借りていきますね」
「もうずっと借りててちょーだい」
冗談ぽく笑うお母さんに、あたしも笑みがこぼれる。
久しぶりに浩ちゃんとやってきたあたしをあのころと同じように、迎え入れてくれて。
あたしが家族との仲が修正できたことに、まるで自分のことのように喜んでくれた。
浩ちゃんの家から帰ろうと、靴を履いていると浩ちゃんがリビングからバタバタと走ってきた。
「せっかく家族水入らずになるんだから。たくさん話とかしたほうがいいよ」
「……たく。1人で帰らせてなんかあった方が怒れるっての」
はぁっとため息をついて、浩ちゃんと靴を履く。
「あたしたちはいくらでも時間あるんだから。気にしないで送ってもらいなさい!」
笑顔で浩ちゃんの背中を叩くのは浩ちゃんのお母さん。
「すみません。少し借りていきますね」
「もうずっと借りててちょーだい」
冗談ぽく笑うお母さんに、あたしも笑みがこぼれる。
久しぶりに浩ちゃんとやってきたあたしをあのころと同じように、迎え入れてくれて。
あたしが家族との仲が修正できたことに、まるで自分のことのように喜んでくれた。