めがね先輩
「おっはよー!」

「おはよー」

友達の声に、振り返り挨拶を返す。


すると、友達と話してる間に、いつの間にか先輩の姿が見えなくなってしまった。


「あれ?先輩いなくなっちゃった」

「毎朝懲りないねー」

「だって…私が先輩好きなの知ってるでしょ?」

「知ってるけどさぁ、なんであの人が好きなのかほんと不思議なんだけど。全然イケメンじゃないし、なんかボーッとしてるし」

「いいの!」

先輩はカッコイイのだから。
私から見たらイケメンだし!


誰よりも素敵で一番なんだ。
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