時を超えた王女と戦国武将達 後編
ガキンッ。

金属の鈍い音が近くでして目を開けた。

「びび!無事か?」

「信長様!」

私の前で信長様の乗る馬が止まり、槍を弾き返した。

「信長様、俺が前線へ行きます。
大丈夫か?俺も守ってやる。」

「政宗...。
あ、信長様!光秀さんが森の奥で顕如達と戦ってます。」

「間に合ったようだな。
貴様は家康の元へ行け。」

「わかりました...。」

「案ずるな、俺達が勝つ。」


また、私は助けてもらっちゃって...。
皆みたいに誰かを守れる力が欲しい。

強くなりたい。
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