時を超えた王女と戦国武将達 後編
第13章
安土を出て数時間が経った。
信長様の馬へ乗って揺れている。
上を見上げると、高いビルも、電灯も、電柱もなくどこまでも続く穏やかで青い空が広がっていた。
なんか...これから戦に行くとは思えないほどゆっくりだな。
「貴様。何を呆けているんだ?」
「空が綺麗だなと思いまして、それにゆっくりだなって。」
「妙な女だ。ゆっくりなのは嫌か?」
「そんなことないです!でも、もっと勢いよく行くと思ったので。」
「この者達は皆、俺の駒だ。駒がここでへばってもらうと困るからだ。」
言い方はちょっとあれだけど、仲間を思ってるんだな。
信長様の馬へ乗って揺れている。
上を見上げると、高いビルも、電灯も、電柱もなくどこまでも続く穏やかで青い空が広がっていた。
なんか...これから戦に行くとは思えないほどゆっくりだな。
「貴様。何を呆けているんだ?」
「空が綺麗だなと思いまして、それにゆっくりだなって。」
「妙な女だ。ゆっくりなのは嫌か?」
「そんなことないです!でも、もっと勢いよく行くと思ったので。」
「この者達は皆、俺の駒だ。駒がここでへばってもらうと困るからだ。」
言い方はちょっとあれだけど、仲間を思ってるんだな。