時を超えた王女と戦国武将達 後編
「貴様はかれしがおらんのか。
なるほど。」

びびの言葉を聞いて信長は嬉しそうにかれしと言う言葉を繰り返した。

「後はですね、私が探してる人も秀吉さんみたいな人なんです。何でもできて、無理してるのを顔に出さないんです。」

渚月...あなたには無理させてしまった。

そんな時耳に柔らかい何かが当たった。

「ひゃあっ!
...何するんですか!?」

「貴様がそのような顔をするからだ。
耳が弱点のようだな。」

うっ...バレた...!

耳を隠そうとするが、それを読んだように信長様が私の耳を自分の方へ引き寄せる。

最初は口付けだけだったが、甘噛みしてきたり、耳元で息を吹きかけてくる。

「ちょ...っ。くすぐったい...です。
や、やめ...。ひゃ...。」

抵抗していたら信長様の首に手が当たってしまって...。

「...っ!貴様!何をする。」

「え?首、痛かったですか?」

「痛くはないがくすぐったい。」

もしかして信長様って首弱い...?

もう1度指先をたてて首をくすぐった。
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