時を超えた王女と戦国武将達 後編
「そうです。私が1番頼れる人です。」

「なんであんた達ここへ...。」

家康の言葉を遮って。

「あーあ。2人とも再会しちゃったようだなー。
邪魔者がいなくていいと思ったのに。」

聞き覚えのある声に耳を疑う。

え?なんであの人が。
だってタイムスリップしたのは私と渚月だけ...。

声がする方向に身体を向けると、少し段差のある所にいた。
何故か、殴られて顔が腫れた顕如の姿もあった。

「ようやく会えたな。王女びび様。
いや、『ウィストリア』の姫君と言った方が正しいか?」
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