時を超えた王女と戦国武将達 後編
「俺が全てを教えよう。
ウィストリアとそれに関わるお姫様の事を。

武将達もウィストリアに興味あるんだろう?
だったら聞いてるといい。」

「ウィストリアは昔々異国の方へあった。だが、徐々に日本へと近づいてきた。人間は城へ住んだ。
その住んでた人間がウィストリア王家の者だ。

城はある一定の期間でしか地上へ来ない。調べた結果地上へ降りてくるのはこの時代だった。
だからここへお姫様もタイムスリップさせた。

現代で少しずつ誰かを気絶させてな。」

「私は何も関係ないじゃない!
どうしてそんなことをするの?

気絶した人達は今も目を覚まさないのよ!?」

話を聞いていて私が関わってる事なんて何ひとつない。
現代の奇妙な事件の犯人が柊斗だったなんて…。

「最後まで聞け。
ウィストリアには2つの石で動く。女神の石と魔神の石だ。女神の石を持ってるのがそうお姫様だ。
俺が持っているのが魔神の石。」

...っ!?
なんで柊斗が私と同じような石を持ってるのよ...!

「お姫様が首からかけてるその青い石が女神の石だ。
真ん中に入ってる紋様がウィストリア王家の者。
つまりウィストリア王女。

お前のもうひとつの名はビビ・ロメリア・ウィストリアだ。」

「これはお母様の形見の品よ。
私は何も知らない!

それに…ウィストリアがあることはこの時代へ来て知ったの。関わってるはずがない。」
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