時を超えた王女と戦国武将達 後編
「お願い...やめて...っ!」

「遅い!もう無駄だ。」

柊斗は黒い物体を放った。

その時びびは、武将達を庇うように両手を広げ大きく叫んだ。

「もう...これ以上誰も傷つけないでっ!!」

その言葉と共にびびを優しく包んでいた光は、力強くなり黒い物体を押し返すように女神の光を放った。

その光は戦場全体を包み、武将達の傷は見る見る内に治っていく。

女神の光に負けた柊斗は地面に倒れた。
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